港区の保育園でも感染者がでてしまいました。
港区の保育園では、4月7日政府の緊急事態宣言の発令に伴う保育園の登園自粛のお願いとして「保護者の方が医療関係者や警察、消防、公共交通機関に勤務する場合など、家庭での保育が難しい場合を除き登園を自粛してください」「保護者が上記の勤務を行っている場合など、家庭での保育が難しい場合は必ず園に申し出てください」としています。
これを受け、マクロでみると港区の保育園全体では登園率が15%という他区に比べても低い数字になっており、大変多くの区民の方々に自粛にご協力いただいている状況となっています。
一方でミクロでみると、医療関係者をはじめ社会インフラ維持に関わるお仕事に勤務されていないご家庭の登園もまだまだあり、いくつかの保育園からは困惑する声もあがってきています。
ご家庭の事情は様々ですが、自粛をうけテレワークでお仕事される家庭が増えた時に、仕事をしながら子どもをみるのは無理、大変!という声がたくさんありました。
「ママお腹すいたー」と言われればご飯は作らないといけません。「ギャーギャーワーワー」お外で遊べない子どもは家で暴れまくります。子どもがいるととても仕事になりません。本当に保育園に行ってくれーと毎回思います。
ある会社ではテレワークに前向きでない会社。現場に行かないと仕事にならない会社。また、保育所が開いていると自宅で子どもの世話をしなくてもすむと勤務先にみなされ、仕事を休ませてくれない等、様々な状況があるかと思います。
生きていくためには、働かなければいけないのも事実です。
一方で今世界ではわずか数ヶ月の間に15万人以上の方が新型コロナウィルスにより亡くなっています。
日本もあと少しで医療崩壊が始まるかもしれません。イタリアやニューヨークと同じ状態になるかもしれません。私たちが努力を怠ればそういった日が刻一刻と忍びよってきてしまいます。
保育園は決して安全な場所ではありません。いつクラスター化してもおかしくないのです。
保育園の先生たちは子どもが1人でもくれば、給食を作るために調理師や、看護師、保育士に園長先生が出勤します。
その先生達は電車に乗って通勤しています。自分がコロナにかかってしまうかもしれない。こどもに感染させてしまうのではないかと不安に思いながらも子どもをみてくれています。
消毒、マスクはもちろん、送り迎えは玄関で行なってもらうなど様々な工夫が施されていますが、それでも限界はあるのではないのでしょうか。
あまり時間がありません。何としてでも感染拡大を抑える、そのために私たちが出来ることは何なのかをもう一度考える時ではないでしょうか。
東京・港区の保育園で職員感染 園児80人と接触か
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000182111.html?fbclid=IwAR2su7zCLbqh9Tg0fQ6CiagXcu1p3cIQJDGqiOcDveZyFf42oMwhQ91nuYc